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もりしま式トレーニング法⁉

○○式トレーニング法、ポジティブトレーニング、陽性強化トレーニングなどの言葉をよく耳にします。ドッグスクールもりしまとしてもこの流れに乗り(笑)
「もりしま式トレーニング法⁉」なるものをご紹介し、セルフプロデュース・ブランディングをしていくことが今風なのではないかと思い、私の考えを記します。

近年、犬を褒めましょうと言うことが、一般の飼い主さまにも浸透しているように感じます。

まず犬のトレーニングにおいての大前提として、犬を褒めることが重要であるのは言うまでもなく、犬を褒めることなくして犬のトレーニングは成立しません。

しかし近年の犬を褒めましょうという流れで、飼い主側の行き過ぎた解釈が生んでいる弊害というのもまた、日々飼い主さまとトレーニングをしている中で感じていることです。

その弊害とは、学校の先生が抱えている悩みに近いものがあるように感じ、同じような現象が飼い主と犬との間でも起こっているように感じています。

前述したように、繰り返しになりますが、犬を褒めることはとても重要であり、犬とのコミュニケーションとトレーニングにおいて欠かすことの出来ない要素ですが、「褒めて育てよう」が→「褒めないといけない」になり→「叱ってはいけない」になる。
心で思ってもいないのに、口先だけで褒め言葉を犬に投げかける、なぜなら褒めて育てたほうが良いらしいから。という具合に上辺だけで、本質のコミュニケーションを取ろうとする飼い主さまが減っているように感じます。

私は、決して犬を叱り罰することを推奨しているわけではなく、人と犬とのコミュニケーションツールのひとつとして犬を叱るということを無理に放棄しなくて良いと考えています。

褒める、叱る注意する、遊ぶ、励ます鼓舞する、なだめる落ち着かせる、どれが欠けてもいけないし、どれかを使わずに犬とコミュニケーションをとるのは、それこそ不自然なのではないでしょうか。

どのコミュニケーションツールも場面や犬の学習度合いによっての使い分けや、使うタイミングとその強弱が重要なのであって、必ずしも犬を叱ってはならないとは思いません。重要なのはバランスです。

犬を叱る、罰する行為がここまでやめたほうが良いとされている原因に、叱るタイミングやその強度によって、その後デメリットを生む可能性が高いということがありますが、しかしながらイラっとした気持ちを抱え、顔は作り笑顔で心に思ってもない「良い子」と褒める、そんな気持ちの悪い人間よりも、しっかりと注意をする人間の方が真っ当な動物に犬からも映るはずです。

では犬が良くないことをしたら何でも叱れば良いのかと言うと、必ずしもそうではなく、良くないことが起きた場面ではどうして起きたのか、ことが起きる前に事前の対処は出来なかったのか、自身の行動や誘導の仕方でその場面を作らずに済んだのではないだろうか、そもそもこの場面で犬に求めていた行動はその犬の学習度合いから適切だったのだろうか、さらにそもそもその良くないことは本当に良くないことなのだろうか。などと考えることがとても重要です。

そしてその失敗が起きる場面を事前に予測し対処することの出来る経験値や、そもそも失敗をさせないようにトレーニングを組み立てることが、犬を指導する側として重要なスキルであり、頭ごなしに叱ってばかりいる飼い主もまた犬からの信頼を損ねるでしょう。

犬は、他種族である人間と「感情を共感しあえる」数少ない動物です。そんな素晴らしく面白い犬という動物を、もっと信じてあげて良いのではないでしょうか。

感情を共感しあえる仲になれるように、本当の意味で通じ合える仲になれるように、そんな仲に飼い主さまと愛犬がなれるように、私はお手伝いしていきたいと思っています。

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