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要求吠え

犬を飼い始め、しばらくすると犬が生活のリズムを学習し先読みをし始めます。そして「ワン!」と吠えだす。
「要求吠え」です。

犬が吠えるとついつい視線を送ったり、声をかけたりしてしまいます。それが、「ワン!」ではなく、仔犬の「クゥンクゥン」だとなおさらに、可愛さもあるし、心配にもなり、近づいて行ってしまいます。
そんな経験はありますよね?

それが落とし穴の始まりで、「クゥンクゥン」が「ワン」になり「ワンワン」「ギャンギャン」になっていきます。

犬は自身が吠えことにより、その結果飼い主が振り向いた、近づいてきてくれた、声をかけてくれたことが報酬となり、それを学習します。そしてまた同じ状況に置かれると、その経験から吠えて結果を得ようとするのです。

このような、行動(吠える)した結果、報酬(振り向いた、声をかけられた)が得られた、という学習様式では、その後行動(吠える)が増加します。

この例での犬にとっての報酬とは、おやつやおもちゃではなく、飼い主の行動です。
ご自身の行動も、犬にとっては報酬になり得ることを覚えておきましょう。

吠え始めるきっかけを探ろう

犬が要求吠えを始めるとき、そのきっかけとなることが必ずあります。まずはどんな場面で要求吠えが始まるのか、ひとつずつ整理していきましょう。

例えば
・ご飯の準備を始める
・お散歩の準備を始める
・クレートに入る  など

やみくもにトレーニングを開始せずに、状況を整理することが大切です。
状況が整理できると、この後に犬が吠えだすなとか、これをすると犬が吠えだすな、など犬の行動を先読みすることが出来ます。

犬のトレーニングでは、この先読みがとても重要で、先読みが出来るとその事前準備をすることが出来ます。そしていつ吠えだすか不安になったり、イライラしたりせずに犬に接することが出来ます。

生活リズムを見直そう

吠え始めるきっかけが整理出来たら、次に生活リズムを見直してみましょう。

例えば、人のご飯の後に犬のご飯をあげる生活リズムに統一していると、人がご飯を食べ終わり立ち上がると、その時点でソワソワし始めます。ソワソワするだけならまだ良いのですが、この時点で吠えてしまう子もいます。
この場合の対処法としては、時には人のご飯の前に犬にご飯をあげる、または犬のご飯の準備を数時間前に既に済ませておき、人のご飯が終わったら、犬を焦らすことなく、要求吠えをし始める前にご飯をあげる。

このように吠えるきっかけを整理することで、犬の行動を先読みし、その事前準備を講じておくことが出来るのです。

皆さまもお宅では、どのような生活リズムになっていて、どこを犬が覚え察知しているでしょうか?それを整理し、そのリズムを少し前後させたり、事前準備をしておいてみてください。

犬との知恵比べを楽しみながら行ってみましょう。

欲求不満になっていないか考えよう

前項の例で少し触れた、犬が次を察知してソワソワし始める。では、「ソワソワで治まる子」と「吠えてしまう子」では何が違うのでしょう。

犬種や固体の性格の違いや要求する対象(食べ物・お散歩)がどれだけ好きかの違いなどがあります。
もし食べ物が同じぐらい好きな2頭で違いが出たとしたら、その一番の違いはズバリ「がまん強さ」です。

がまん強くするポイントは次項でお話ししますが、がまん強くする前にこの項目では「欲求不満になっていないか」を考えてみてください。

特に運動不足になっていないか考えましょう
犬の運動欲求をしっかりと満たしてあげることで、要求吠えが軽減される可能性もありますし、がまん強くするトレーニングがスムースに行えます。

がまん強くしよう

運動欲求をしっかりと満たしたうえで、がまん強くするトレーニングをしましょう。

それは「待て」の練習です。
生活の色々な場面で犬を待たせる練習をします。
・ハウスから出るとき
・ボール遊びの最中
・お散歩の途中で
・ご飯の容器を前にして
内容は、数秒~数分または数メートル待たせて、呼び寄せるもしくは待たせている物を与えます。いきなり時間と距離を長くしても失敗をしてしまいますから、時間と距離は徐々に伸ばすようにしましょう。また焦らしすぎるのも要求吠えを生んでしまう可能性がありますから、落ち着いて待っている状態で呼び寄せたり、ボールやご飯を与えます。

最後に注意点として、欲求を満たさずにがまん強くするトレーニングをしても、無理が生じますし、欲求を満たしてばかりでがまん強くするトレーニングを行わないのも、あらたな要求吠えを生んでしまうきっかけにもなるので注意しましょう。

それでもお困りなら

それでもなかなか上手くいかない、お困りの場合はドッグスクールもりしまがお手伝いいたします。

詳しくお話を伺い、その子その子に合ったペースで、要求吠え改善の練習をしていきましょう。

経験豊富なトレーナーが飼い主さまの生活スタイルに合ったレッスンコースをご提案し、解決に導きます。

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