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犬を飼い始めたら、毎日やってくるイベントが
「お散歩」。
お散歩の中で生じるお困りも様々あり
・ひっぱり
・他犬、他人に吠える
・拾い食い
・車、バイクを追いかける など
そんなお困りごとを抱えていると、毎日のお散歩が辛いイベントになってしまいます。
ここではまず、上記のようなお困りごとの個別解決の前に、そもそもどこから間違い勘違いが起きているのか整理していきましょう。
せっかく毎日しているお散歩。その質を向上させることで、犬とより良い関係を築いていくことができます。
愛犬と「楽しいお散歩」が出来るようになりますように。
このページを制作するにあたり、私自身はどのような犬とのお散歩をしているのか、改めて見つめ直してみました。
ある日のわが家のお散歩(2頭一緒に)
・河川敷まで歩く
・河川敷で犬と遊ぶ(ボール、フードなし)
・犬同士じゃれて遊ぶ
・木陰で休む
・自宅まで歩く
この中には以下の要素が含まれていると思います。
・気分転換
・運動欲求を満たす
・探索してストレス発散
・飼い主とのコミュニケーションタイム
改めて見つめ直した結果、このお散歩の間に私が犬とコミュニケーションを取った回数136回でした。
平均すると約30秒に1回コミュニケーションを取っていました。
「コミュニケーションを取った」とは・・・
・犬に指示を出す、それに犬が答える
・撫でて~と寄ってきたので撫でてあげる
・私が撫でたいから撫でる、犬も喜ぶ
・して欲しいことをしたので褒める
・して欲しくないことを止める などなど
この回数が多いか少ないか分かりませんが、少なくともお散歩でお困りの方々よりは多いのではないかと考えます。
ズバリ、お散歩でお困りの方はこの飼い主とのコミュニケーションタイムが不足しているのではないでしょうか。
「そんなこと言われても言うこと聞かないし」
「そのコミュニケーションを取れるようにする為にしつけをするんじゃないの」
そんな声が聞こえてきそうです。
確かにしつけ・トレーニングを行うことで、より円滑に犬とコミュニケーションが取れるようになります。しかしその前に、本当にあなたの愛犬はお散歩中に一度もあなたとコミュニケーションを取ろうとしていませんでしたか?見逃していませんか?
もしあなたの愛犬がお散歩中にあなたを見ていて、それにあなたが気が付かずにいると、犬はどう考えるでしょうか。
「あぁこの人知らんぷりするんだ」と思うでしょう。犬は自分に価値のない行動はしなくなる生き物です。どんどんあなたを見ることをしなくなります。
まず犬をよく観察しましょう。あなたの愛犬から送られる信号が必ずあるはずです。それを見逃さずに、リアクションを返してあげましょう。声をかける、微笑み返すだけでもいいでしょう。
コミュニケーションはどちらかの一方通行ではいけません。
犬からだけでもダメ、人からだけでもダメ。
思春期の娘と父親のようなコミュニケーションにならないように気を付けてください。
・呼んだら来るかな?
お散歩中に歩きながら「オイデ」をしてみましょう。
1.すぐに来た
2.立ち止まり振り向いてから呼んだら来た
3.立ち止まり振り向いてから、人も後ろに下がり誘導しながら呼んだら来た
どうでしたか?このイメージの前提は犬が前を歩いていることになっています。
横を歩いている犬は既に来ていますから試せませんね。
こちらも呼んで来たら、声をかけて褒めてあげましょう。
そして、ひとつ上の項目が出来るように練習してみてください。
いかがだったでしょうか。
お散歩で様々な問題にお困りの飼い主さまは沢山いらっしゃると思います。でもまず個々の問題解決の前にここから見直してみてください。
お散歩中に人とのコミュニケーションタイムを増やし、チェック①②で共に1の項目が出来るようになるだけで今よりも少しは「楽しいお散歩」が出来るようになっているはずです。
「楽しいお散歩」とは、人それぞれに「楽しい」と思えるお散歩であればいいと思います。
ただし、他人に迷惑になるようなこと、愛犬を危険にするようなことはやめましょう。
それでもなかなか上手くいかない、お困りの場合はドッグスクールもりしまがお手伝いいたします。
詳しくお話を伺い、その子その子に合ったペースで、お散歩改善の練習をしていきましょう。
経験豊富なトレーナーが飼い主さまの生活スタイルに合ったレッスンコースをご提案し、解決に導きます。